女性のための「うつ病」克服なび

重度のうつ病を克服した私の体験記

私のうつ病克服体験記 はじめに

私は過去に重度のうつ病になり、ひどいときは1日に10種類以上の薬が処方され、服用していました。

もちろん家からは一歩も出られず、生きていることすらままならない状態でした。
独り部屋でカーテンを閉め切り、毎日布団から出られない状態でした。
誰とも会いたくない、何も楽しくない、何故自分は生きているのか全く分からずにいました。

初めてうつになったのは10代の終わりころで、その時は本当に心が風邪を引いた、という感じの軽いものでしたが。
それが徐々に酷くなり、20代の始めのころには重度のうつ病になっていました。

そんな私はあることをきっかけに、このうつ病を克服しようと決心しました。
決心してから、私はありとあらゆる療法やワークを受けて、勉強もしました。
時間もお金も精神力もそのことに費やしました。

始めは闇から抜け出す出口が全く見えず、孤独に病と闘いました。
一生懸命やっても中々状態が改善せず、自棄になることもありました。

ところがある時から段々光が見えてきて、やっと出口が見え、そして遂に闇から抜け出すことができました。
今は全く薬のいらない生活です。

温かい家族に恵まれて、やりがいのある仕事にも就け、自分らしい生活を手に入れることができました。

ここに至るまで、決心してから7年近くかかりました。
本当に孤独で厳しい年月でした。
けれど諦めずにここまで来て今は本当に良かったと思っています。

これからは、かつての自分と同じように心の闇から抜け出せずに苦しんでいる人の為に、
自分の体験と実際に試して効果のあった方法をシェアしていきたいと思っています。

独りで孤独に陥ることなく、また一時的に善くなるだけではなく、根本的にうつ病から抜け出す方法です。

私は始め、うつ病になった自分を

「なんて心の弱い人間だ」

「神様が私を意地悪しているに違いない」

と思っていました。

でも今思うと、私の心が弱かったからうつ病になったわけでも、
神様に意地悪されて天災の様にうつ病になったわけでもなかったのです。

私はうつ病になるいくつかの要因を持っていました。

自分では気付かず、うつになる方向へ歩いていたのです。
これから私は自分の体験談を書きますが、それは単に思い出話ではなく、
その“うつ病になる要因”が隠れています。

それを分かりやすくかいていきたいと思います。
心の闇から簡単に抜け出すことは難しいかもしれません。

でも必ず抜け出すことができるので諦めないでほしいと思います。
うつ病になる要因はいくつかあります。

錆びついて動かなくなった歯車の一つ一つに油を挿し、ゆっくり全体が回り始め、
機能していくまで焦らず自分ペースで進んで行けると良いですね。