女性のための「うつ病」克服なび

重度のうつ病を克服した私の体験記

アダルトチルドレン自助グループでの癒し体験

大槻麻衣子先生からヒプノセラピーを受けた私は、
幼少期から抑圧していた感情が自分の心の闇に
関与しているかもしれないと気付きました。

麻衣子先生から心理学を習い、
人の心を客観的に捉えることもできました。

人間は自分のことはよく分からないけれど、
人のことだとよく分かる、ということが多々あります。

自分の心を客観的に捉えることで、
冷静に対処できることもあります。

私は自分自身に対して客観的になれるように、
心理学に関する本などを積極的に読んでみました。

続いて私はアダルトチルドレン
自助グループにも参加してみました。

色々な本を読んでいるうちに
アダルトチルドレン”“自助グループ”のことを
知りました。

アダルトチルドレン(AC)は
「一般には、「親からの虐待」「アルコール依存症の親がいる家庭」
「家庭問題を持つ家族の下」で育ち、その体験が成人になっても
心理的外傷として残っている人をいう。

破滅的であったり、完璧主義であったり、
対人関係が苦手であるといった、いくつかの特徴がある。

成人後も無意識裏に実生活や人間関係の構築に、
深刻な悪影響を及ぼしている。」(wikipediaより)

 

私だけではなく、同じ境遇の仲間は沢山いるんだ!
このことは私の励みになりました。

自分がACだと知ることは、私にとって決して親を責め、
憎むことではありませんでした。

大事なことは

・自分を客観的に捉えること

・親もまた苦しんでいた、親は決して自分(子供)を
 苦しめようとしていたわけではない、
 愛していなかったわけではないと知る。

 親が自分にしてきていたことは、私(子供)が悪かったわけでも
 責任を感じることでもない、ということを知る。

ということです。

実は幼少期の悲しい体験に対して、
私たちはその事実や親を恨んでいるというより、
“自分が悪い子だったからいけなかった”と無意識に自分を責めている
場合が多々あります。

愛されていない(と思い込んでいる)自分を自分で許せないでいるのです。


私もそうでした。
アルコール依存症で暴れて家族を傷つける
父がずっと嫌いでした。

でも本当の気持ちは

お父さんに甘えたかった

お父さんに私の話を聞いて欲しかった

お父さんの暴力を止めたかった

お父さんに愛されたかった

 

だけど私が悪い子だったから叶わなかった

私の力不足…私は愛されていない…

そんな自分の本心が分かりました。

無意識に私は自分を否定し続けていました。
親にすら愛されない欠陥人間…生きている価値があるのか…

そんな思いが、ずっと私を支配し、私は自分を大切にする、
ということが一体どういうことなのか理解できずにいました。

この頃はそれに気付いても、まだ実際に自分を認め愛する
ということはできずにいました。

でもいつかそれができるようになりたい、とは思えました。