女性のための「うつ病」克服なび

重度のうつ病を克服した私の体験記

うつ状態には運動が効果的~自分の身体の声を聞く、労わる運動~

私は元々身体を動かすことが大好きでした。

今までの自分を振り返ってみると、
運動をしている時はとても心身の状態が良く、
逆に不調な時は運動を一切していませんでした。

不調だから運動ができない、
ということもあるかもしれませんが、
少しずつでも運動をしていくと
ポジティブに歯車が回り始めます。


娘を妊娠中、私は初めてヨガと出会いました。

娘がお腹にいる間に何かを一緒にしたいと思い、
マタニティーヨガを始めました。

私にとってヨガはとても性に合い、
マイペースに続けることができました。

私は運動とは芸術と同じで、上手い下手は関係なく
本人が自分のペースで楽しむことができたら
とても価値があると思っています。

学生の頃は、足の速い人が良い成績で、運動が苦手な人は
肩身の狭い思いをしたかもしれません。

しかし本来、運動はできる・できないではなくて
楽しむものです。

自分の身体を自由に動かすことで、
身体はとても喜んでくれます。

出産後、またうつ状態がぶり返した私は、
心理的なケアの他に身体も動かしてみようと思い、
ヨガを再開しました。

日常、自分の呼吸や筋肉の動きを改めて観察する機会は
中々ないと思うのですが、ヨガをすることで、
自分の肉体をも客観的に観察することができました。

私は幸い、ヨガで素晴らしい先生方に恵まれたので、
その先生方の誘導でしっかり身体と向き合うことができました。

 

それまでの私は

 運動はできる人だけが楽しめるもの

運動は身体を酷使するもの

と思っていました。

しかし、ヨガをしていて私は自分の肉体にとても感謝をできるようになりました。

 こんなに動いてくれていてありがとう

がんばってくれてありがとう

 そして子供の頃から思っていた、

 なんで私はできないの?

あの子みたいに上手にできないの?

もっと運動神経の良い身体に生まれたかった

 

という、観念を手放すことができました。

人より“できる”必要はないのです。

自分の身体を愛し、感謝することができれば、
それで100点満点だと思います。

自分の身体に感謝し、愛することで身体がとっても喜んで、
身体はますます自分のために楽しんで動いてくれるようになります。

もし、あなたが家族や上司、先生から

「何でお前はもっとできないんだ」

「もっとできるようになれ」

と叱られたり、責められたりしたらやる気をなくしますよね。でも

「いつもありがとう」

「あなたがいてくれて良かったよ」

と言ってくれたら、すごくやる気が出ますよね。

私はたまたまヨガと出会い、それが性に合っていたのですが、
ヨガでなくても何でも良いと思います。

ウォーキング、ランニング、ストレッチ、武道、球技、
何でも良いです。

やってみたいと思える運動を“競争”ではなく、
自分ペースで楽しんでみて下さい。

そして、自分の身体に感謝をし、愛して下さい。

実はこの“自分の体に注目する”ということは
沢山のメリットがあります。

そのエピソードはまた機会がありましたら書きますね!