女性のための「うつ病」克服なび

重度のうつ病を克服した私の体験記

うつ病と食生活~心を病ませる食事とうつにならない食事~

前回までに私と妹が10代に摂取障害になった
お話しを何度か書いていきました。

食というのは、すごく人間の心身に影響を及ぼします。

私と妹は太りたくない一心で、
誤ったダイエット方法をしていました。

ただ単純に“体重を増やしたくない”だったら食べなければいい、
食べたら吐けばいい、そう思って極力食べないようにしました。

私は3食大好きなチョコレートを少しずつ食べました。

妹は満腹感が得られるようにダイエットコーラ
水分補給と食事代わりに摂っていました。

私たちの心の病は、この食の乱れから始まったと
言っても過言ではありません。

私は妊娠・出産をきっかけに、
自分の食事を改めようと思いました。

当時は単純に

「チョコレートだけじゃ子供に悪影響だろうな」

としか考えておらず、出産前後の身体に良いものを
本やネットで調べて摂取するようになりました。

産後は良い母乳を赤ちゃんに与えたかったので、
母乳育児の本を沢山読みました。

離乳食も沢山本を買い込んで勉強し、
仕事をしながらもほぼ全て手作りしました。

まともに料理をしたことのなかった私が、
子供のためには必死でやりました。

そんな風に勉強しているうちに、
今までの私の食生活がどの位私の心身を
蝕んでいたのか気付くことができました。

チョコレートだけの生活を送っていた私は、
ビタミン類とミネラルが不足していました。

ビタミンとミネラルが欠乏すると、
人間の行動に悪い影響を及ぼします。

ビタミンの不足は
うつ、不眠症、気分の動揺、無関心、無感動、
神経過敏、興奮しやすい、記憶障害などを引き起こします。

またミネラルが欠乏すると
多動、うつ、混乱、情緒不安定、疲労を引き起こします。

また私が過剰摂取していた糖分も
実は心身に悪影響を及ぼします。

糖分は体内で分解される時にビタミンBを浪費します。
ただでさえ足りないビタミンが糖分によって
更に使われてしまいます。

また糖分はカルシウムの吸収を阻害します。
これもまたただでさえ不足しているミネラルが
糖分によって身体から流れていきます。

それから砂糖は血糖値を急激に上昇させて
私たちの身体を低血糖状態にします。

その低血糖状態が繰り返されると
人格変化、記憶障害、精神病様症状なども引き起こします。

これらの症状はまさに偏った食生活を送っていた
私と妹の状態です。

食生活の改善無くして、向精神薬を飲んだところで、
心の病は治るでしょうか?

先ずは正しい食の知識を身につけて、
食習慣を変えるだけで心の状態はかなり改善するはずです。

今は食事が楽に簡単に、手軽に摂れるようになりましたが、
その弊害は必ずあります。

キレる子供や集中力がなく落ち着かない子供達…
お砂糖たっぷりのお菓子やジュースを過剰摂取して
いないでしょうか。

今は調味料にもたっぷり砂糖が入っています。

おススメなのは食事に“まごわやさしいこ”の
食材を取り入れるという意識を持つことです。

=豆類、=ごま、=わかめ(海藻類)、
=野菜、=魚(魚介類)、=しいたけ(キノコ類)、
=いも類、=米

先ずは気張らずにご飯に納豆、わかめとお野菜、
きのこが入ったみそ汁、しらすや鮭、の朝食なんて
いかがですか^^

そんな食習慣を身につけることで、うつとは縁遠くなっていきますよ!