女性のための「うつ病」克服なび

重度のうつ病を克服した私の体験記

うつとセロトニン③~家族・恋人・仲間との触れ合い、スキンシップ~

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うつ病には、ふれあいによるスキンシップでセロトニンを増やす

うつとセロトニンについて、3回目の今回は“家族・恋人・仲間とのふれあい、スキンシップ”について書きます。

 

セロトニンを増やすには主に

 

1.早寝早起きをして太陽光をしっかり浴びること

2.リズム運動

3.正しい食生活

4.家族・恋人・仲間とのふれあい、スキンシップ

 

と書きました。

しかし意識的に生活しないと、現代社会では睡眠、運動、正しい食生活を生活の中に
きちんと取り入れられない傾向になってきました。

職種によっては早寝早起きは難しいですし、自動車やエレベーター、エスカレーター等の
普及によって日々の運動量は昔に比べて減っています。

また食生活も乱れがちです。効率よく、豊かに暮らすために進歩した結果、
心の健康を損なってきたのではないでしょうか。

 

4つ目の“家族・恋人・仲間との触れ合い、スキンシップ”もまた
現代社会では疎かになりがちです。核家族化、ゲームやネットの普及に伴い、
人間関係が希薄になりがちです。

 

赤ちゃんが泣いている時、優しく抱きしめてトントンとリズミカルにたたいてあげると
安心して泣きやみます。

また子供の頃、おなかや頭をお母さんにさすってもらったら痛みが引いて
安心した経験があると思います。

 

イギリスの精神分析医ルネ・スピッツはある実験の結果、
『通常母親から受ける一切のスキンシップを排除した状態で育てられた子供は、
完璧な栄養と看護があっても数年以内に死亡もしくは重度の障害・病気になってしまう』と
言っています。

それほど子供の成長過程でスキンシップは大事なものです。

大人になっても、恋人や家族と手を繋いで安心したり、
赤ちゃんや動物を抱きしめて癒されたりすることがあります。

スキンシップや心のふれあいは脳を「幸せモード」にしてくれるものです。

 

スキンシップや触れ合いを生活に取り入れて、セロトニンを増やす工夫を

ネットやゲームの時間は減らして、家族や恋人、友達とはしゃげるゲームやスポーツをする

大好きな人とマッサージしあう

食事は家族ばらばらでするのではなく、なるべく一緒に食べて心の交流をはかる

恥かしがらずにハグや握手を積極的にしてみる

…等々、意識的に人とのふれあいを楽しみ、幸せを実感して下さい。

 

今回まで、セロトニンを増やす4つのポイントを書いてきました、

どれも単純で簡単なことのようですが、今の私たちの生活の中で後回しに
されそうなことばかりです。

昔は自然と当たり前に人間が営んできたことですが、
現代に生きる私たちには意識的に過ごすことが大事かもしれません。

“効率よく、豊かに…”

と急ぎ過ぎた結果、心の豊かさ、安心感は不安定になりました。

未来を担う子供たちのためにも、これらの4つのポイントをできることから取り組んで、“当り前”なっていくと良いですね。

cocoro-karada.hatenablog.com