女性のための「うつ病」克服なび

重度のうつ病を克服した私の体験記

うつ病の症状 過呼吸・パニック発作の効果的な3つの改善策

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うつ病の時、心が健康な時はできていた感情のコントロールができなくなり、
急に落ち込んだり、突然怒り狂って暴れたりしてしまうことがあります。

 

また急に恐れが湧き上がって、過呼吸やパニック発作を起こすこともあります。

 

私のうつ病の時の過呼吸、パニック発作の経験

私もかつては人混みや満員電車、エレベーター、繁華街に行くとすぐに
パニック発作を起こしていました。

 

なんて自分は弱い人間なんだろう…
一生私は強くなれないんだ…

 

ずっとそう思っていました。

 

パニック発作は、不安を感じ出したらすぐに胸が痛くなり動悸が激しくなって、
過呼吸になります。

過呼吸になると死んでしまうのではないかと思うほど苦しくなって、
自分一人では抑えられなくなってしまいます。

 

でも実際には心臓や肺を検査しても異常はなく、
また過呼吸で死んでしまうこともありません。

 

だからこそ、何でもないのに発作を起こす自分は弱いのだ、
と自分が嫌になりました。

 

過呼吸やパニック発作、ヒステリーなどを起こしたり、
感情のコントロールができなかったりするは、
心が弱い人間だからなのでしょうか。


人間は必ず、とても強い部分と弱い部分を
持ち合わせているものだと私は思います。

 

全てが完璧で強い人も、逆に全てが弱い人も
この世には一人もいないはずです。

強く見える人は、自分の強さを活かして流れに逆らわない
生き方をしているからその様に外から見えるだけで、
弱さが全くないわけではありません。

 

逆に弱く感じる、見える人は、まだ強味が活かされず、
手放したら楽になる課題が残っている状態です。

 

例えば私の場合、過呼吸やパニック発作が起こるのは
単に心が弱いからという理由だけではなく、気がついていない
課題がありました。

 

私は幼少期の記憶から、暗闇と狭い場所、
また嘔吐に対する恐怖がありました。

 

その為に人混みや満員電車、エレベーターなどがとても怖かったのです。

 

その様な場所に行くと、幼い頃から抑えていた感情が吹き出して
渦巻き、自分でコントロールできなくなっていました。

 

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過呼吸やパニック発作の効果的な3つの改善策

そんな状態だった私に効果的だった改善策が3つありました。

1つは自分の感情と向き合い、抑えずに徹底的に出してしまうことです。
暴れる、泣き叫ぶ、怒鳴る…これらは私達が幼い頃からしてはいけないことだと
教えられてきました。

 

本当は悲しくて辛いことを、我慢して隠すことが良いことだと
思って大人になりました。

 

そのため、どうして心がもやもやするのか、パニックになるのか、
悲しくなるのか自分でも分からなくなってしまうのです。

 

その感情を抑えずに放出することで、消化できることが多々あります。
もちろん人に危害を加えたり、街中で暴れたり叫んだりしてはいけないので、
時と場所を確保して行って下さい。

 

2つ目は受け入れて無理をしないことです。
〝私は人混みが苦手なんだ、だからなるべく余裕を持って行動して、
人混みに入らないようにしよう〟

と自分の弱さを否定も肯定もせず、そのままを受け入れて無理をしないようにします。

もっと強くならねば…
克服せねば…

 

そう意気込んでも強くならないばかりか、
いつも自己嫌悪に陥ってしまい、逆効果になります。

 

自分の弱さを知り、受け入れて生きていくということは
逆に自分の強さを知り、それを活かすことにも繋がります。

 

3つ目は自分の弱い部分も受け止めてくれる
理解者や場所を持つことです。

 

職場はやはり協調性や利益、効率を求められる場所なので、
中々受け入れて貰えないかと思いますが、職場以外に趣味の
仲間や自助グループ、勉強会などでありのままの自分を表現できる
場所を持っていると気持ちに余裕が生まれます。

 

また家族や親友、配偶者や恋人など、自分を尊重してくれ、
大事にしてくれる人を自分も大事して下さい。

 

うつ病を克服するには一人では長く険しい道のりを歩むことになります。
心に寄り添ってくれる理解者はとても大きな存在です。

 

そして自分もまた相手を理解し、
心に寄り添ってあげることができたら良いですね。

 

この3つの改善策は始め、とても難しく感じるかもしれませんが、
少しずつでも取り組むようにして下さい。

すぐに効果が出るものではなくて、症状が一進一退するかもしれませんが、
必ず改善されて行きますので、どうか諦めず取り組んでみて下さい。