女性のための「うつ病」克服なび

重度のうつ病を克服した私の体験記

うつ病での薬での治療は、副作用の怖さを知ってほしい

パニック障害うつ病になったこと…

それ自体は私の人生の中でマイナスばかりではないと思っています。

私の生きる意味…
人生のテーマ、生きる道、使命を思い出させてくれる
大きな試練だったと思っています。

けれど、どうしても悔むのは薬に依存していたことです。

今こうして薬を全く必要としない心を取り戻しましたが、
身体への影響は未だ残ったままです。

勿論、薬だけではなく長らく続いた食生活の悪さも
影響していると思いますが、薬の内臓への負担はすぐに
無くなるものではありません。

特に妊娠した時は、薬の影響が子供にでないか本当に心配でした。

幸い、子供は五体満足で生まれ、健康に成長していますが、
いつ何の影響が出るかと不安で仕方ありませんでした。

それからもう一つ悔むのは友達を失ったことです。

廃人のような生活をしていた時に、
私を助けようとしてくれた数人の友達にも
私は感謝することもできず、酷い言葉を投げつけていました。

のちにその友達から

「あなたにこんな酷い言葉を投げられた。許せない」

と手紙をもらったことがありました。

でも薬を飲んで起こした行動を私は恥ずかしながら
全く覚えていませんでした。

要するに、オーバードーズをすると泥酔状態になり
自分の言動の記憶が無くなるのです。

大事な友達に恩を仇で返すような形になり、
未だに仲は修復されていません。

信用は一瞬で崩れ落ちます。

今でも私は私から離れていった友人たちに感謝の気持ちと
罪の意識を持って生きています。

今こうして自分をしっかり取り戻し、力強く生きていれば、
友達はどこかで私を見ていてくれて、またいつか友達に戻れると信じています。

それからもう一つ、私にとってかけがえのないものを私は失いました。

無事出産した子供の前に妊娠した子供と妹です。

失った子供がどのような経緯で私のお腹に宿ってくれたのかは、
ここでは割愛します。

何の罪もない子供が、私の至らなさで
この世に生れてくることができなかったのです。

その存在は私の薬漬けの生活から生きる気力を与えてくれました。

もう一人、妹の死も私にとって大きな出来事でした。
妹の話は次に改めて書きますが、妹もオーバードーズをしていました。

もし薬の怖さを私たちのどちらかが気付いていたら、
このような哀しい結果は起こらなかったかもしれません。

私は失った二つの命に対していつも罪の意識を持っています。
彼女たちのためにも私は自分の体験を多くの人に伝え、薬の怖さを知ってほしいのです。