女性のための「うつ病」克服なび

重度のうつ病を克服した私の体験記

インナーチャイルドを癒す~ヒプノセラピー体験~

前回は初めてカウンセリング体験をした話を書きました。

結果、私はカウンセリングに通うことを止めてしまったのですが、

これは決してカウンセリングが悪かったわけではなく、
私にはたまたまカウンセラーさんが合わなかった・カウンセリングが
私には合わなかっただけだと思います。

 

結果的にカウンセリングには希望が持てなかったわけですが、
それが違う運命の出会いに繋がるきっかけになったのです。

受診とカウンセリングをドタキャンした私は、
病院の近くの古本屋に何気なく入りました。

 

私は心の闇から抜け出すことに対して絶望感を持っていましたが、

「絶対に克服する」

と宣言したために、無意識にその決意がインプットされて、
古本屋で運命の出会いを引き寄せたのです。

私はある雑誌に目を止めました。

その雑誌の表紙には

『“前世を知ると見えてくるあなたの幸運”前世療法』と書かれていました。

中をぱらぱらとめくると

『優しい声に導かれ、催眠に入ると前世や幼少の頃の扉が開く』

と書いてあり、とてもこの“催眠療法ヒプノセラピー”を受けてみたくなりました。

私は早速雑誌に載っていた
ヒプノセラピスト・大槻麻衣子先生に電話をし、
ヒプノセラピーを受けることになりました。

大槻麻衣子先生はとても明るくて、
先ず私の明るい未来を提示して下さいました。

 

その中でとても印象に残っていた言葉は

パニック障害になる人は、すごく想像力があってイメージがうまい。
それが悪い方にいくとパニックになるけど、ベクトルを良い方向に変えれば
素晴らしいイメージ力で幸運を引き寄せられる」

ということでした。

私は子供の頃から感受性が強くて、妄想好き、
深く物事を考えてしまう自分が嫌いだったし、
よく周りの大人に“扱いづらい”というレッテルを
貼られていました。

先生の言葉で私は“どんな欠点も長所になる”と気付いたのです。

実際先生の誘導でヒプノセラピーを受けると、
私は幼少時代を思い出しました。

父が雨戸を閉めてブレーカーを落とし、
真っ暗闇の中で母が殴られ、泣いている姿や
父も母も家から出て行って暗い部屋の中で
泣いている自分の姿が見えました。

封印していた“哀しい”“淋しい”“怖い”という
感情が湧いてきました。

そんな幼い頃の私(インナーチャイルド)を
先生に助けてもらいながら、自分自身で抱きとめ、
慰め、癒したのです。

この結果私は、心の病は決して降って湧いたものではなく、
幼少期から抑圧された感情が影響しているのだと知りました。

抑え過ぎていて、もう忘れていた感情が
私を無意識に支配していたのです。

それから私は幼少期から自分にインプットされた
観念や感情ととことん向き合おうと思いました。

それが心の闇を癒す道に繋がると確信したのです。