女性のための「うつ病」克服なび

重度のうつ病を克服した私の体験記

うつ病の人への励まし方

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よくうつ病の人に「頑張って」と励ましてはいけないと聞きます。


うつ病に苦しんで元気のない家族や恋人、友達がいて、何とか元気を出して欲しいと思うけれど、何か余計なことを言って傷つけてはいけないし…でも何か力になるように言葉をかけてもあげたいし…


と色々考えてしまい、腫れ物に触るように気を遣って疲れてしまうことがあります。


私がパニック障害とうつ病に苦しんでいた頃、やはり友達がとても優しく接してくれて、色々な言葉をかけてくれました。


その中で「頑張って」と声をかけてもらうこともありましたが、私自身は嫌な気持ちがしたり、焦ったりすることはありませんでした。


むしろとても励まされました。

逆に「もっと楽に考えたら?」という言葉に、どうしたら良いか分からず、戸惑ってしまったこともありました。

かける言葉がその人の心にどう響くかはそれぞれなのかもしれません。


それでは益々、どのような会話をしたら良いか悩みますよね。
そんな時にもし参考になれば幸いです。

  

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私のうつ病の人へのおすすめの励まし方、会話の仕方。

1.ただ聞いてあげて、そのことに対して評価をしない

ただ聞いてもらうことで楽になることもあります。
その時に評価や良し悪し、白黒をつけないことが大切です。

うつ病の時は脳の状態も健康な時より集中力・理解力が落ちています。

当たり前のことができず罪悪感を持ってしまい、どんな出来事もマイナスに捉えてしまいがちです。

悩みを聞いたら何かアドバイスをしてあげたくなりますが、聞いてあげることで充分有難いことです。

 

2.笑う
笑うことは何よりもの薬になります。
昔一緒に笑った話でも良いですし、相手が笑ってくれなくても、笑っているあなたの姿がパワーを与えることもあります。

相手の辛い話を聞き続けていると共感する能力が高い人は疲れてしまいます。

笑うことで暗い気持ちが払拭されます。


他に、人によって


・現実から離れ、気分転換になるような未来の楽しみな話をする


・あなたがいてくれて良かった、と伝える


・良いところを見つけてほめる


これらの会話で気分が楽になることもあります。

 

共通して言えることは、

良し悪し・白黒を決めつけて相手に押し付けないこと、
相手の良くなる可能性を信じること、


です。


これはうつ病に限らず、病気になってしまった人とお話をする時に共通して大切なことでもあると思います。

 

病気の人の心に寄り添うことは難しく大変なことではありますが、病気の人にとって気の利いた言葉よりも何よりも“一緒にいてあげたい”という愛情が嬉しいものです。


あまり気負わずそばにいてあげて欲しいなと思います。