うつ病にかかりやすい人はいるの?
“うつ病にかかりやすい人”というとどんな人を想像するでしょうか。
心の弱い人
完璧主義で責任感の強い人
内向的な人
…などを思い浮かべるかもしれません。
私が摂取障害からうつ病になり、パニック障害にも悩まされていた頃、いくら病院に通院しても薬を飲んでも心の病気は治らず、とても悲観しました。
また少し善くなって治ったと思ってもすぐにまた悪くなるので、“私は心の病に陥りやすい性格なんだ”と思い込んでいました。
また育った環境もうつ病には深く関わり、改善のしようのないものだとも思っていました。
しかしいわゆる“うつ病にかかりやすい人”というのは生い立ちや元々の性格で決まるわけではありません。
また誰でも心の強さも弱さも兼ね備えており、“弱い”だけの人もいません。
何らかの原因で弱い部分が強く表に見えているだけの状態です。
とても外交的で、家族にも仕事にも友達にも恵まれていて、一見幸せそうに見える人もうつ病にかかってしまうこともあります。
現代社会においてうつ病などの心の病は誰もがかかる可能性のあるものだと言えます。
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うつ病になりやすい人って?
ではどのような人がうつ病になりやすいのでしょうか。それは外見では判断しにくいものです。
例えば
・暴飲暴食を続けている、もしくは食事が偏っている
・睡眠が不規則、また昼夜が逆転している
・喫煙や飲酒が多い
・自己否定することが多く、罪悪感が強い
・日常的にDVやパワハラなどの暴力を受ける環境にいる
などが挙げられます。
これらが一つでも多く当てはまると、心の免疫力や抵抗力だけでなく、身体の力も低下させてしまいます。
しかし誰もがうつ病などの心の病にかかる可能性がある、ということは逆に言うと、うつ病が絶対に治らない性格の人・生い立ちの人もいないということでもあります。
生活習慣を改善するだけで改善できる病気だとも言えます。
どんな性格でも生い立ちでもそれは捉え方により長所にも短所にもなります。
自分自身や自分の身近な人がうつ病になってしまった時、本人の性格や生い立ちは決して責めたり悲観したりしないで下さい。
私自身も上記の項目が全て当てはまる生活をしていました。
心身共に弱っている状態なので、何事に対しても悲観的・否定的に捉えてしまい、幸せだと思う時も感謝の気持ちもありませんでした。
この状態でいくら薬を飲んでも心の病が改善しないのは当たり前のことでした。
自分の生活環境を整えるだけで出会う人や付き合う人も変わり、ものの見方もシンプルでポジティブ、また客観的になりました。
それがうつ病やパニック障害を治す道の大きな一歩になりました。
今うつ病に悩んでいらっしゃる方やご家族の方もどうか悲観せず前向きに生活習慣を改善して頂けたら、と思います。
これからの季節、生活習慣が乱れやすくなりますので、楽しい時間ともに心身も大事にして下さいね。