うつ病と依存症①~あなたに知ってほしいこと~
うつ病と依存症は、併発することが多々ある
依存症とは、ある物事に依存し、それがないと身体的・精神的な平常を保てなくなる状態です。
依存症は物質に対するもの(アルコール、薬物等)と、行為に対するもの(インターネット、買い物、摂取障害等)、共依存のように人間関係に対するものがあります。
特に依存症の始まりの時期は、他者から見ると自身をコントロールできない
未熟な人間のように見えますが、れっきとした心の病です。
依存症はうつ病等の心の病と併発していることが多々あります。
今回から数回に分けて、うつ病と依存症について書いていきます。
心の病は、身体の病気と違って周囲から理解を得られないことが多いです。
例えばインフルエンザにかかって寝込んでいる人に
“怠けるな!起きて頑張れ!!”
と怒る人はいませんよね。
けれど心の病は単に怠けているようにしか見えず、
厳しく叱ったり、過剰に励ましたりしてしまいがちです。
依存症も、社会的な立場を失うと分かっていても止められない…
死に至るかもしれないのに止められない…人に迷惑をかけているのに止められない…
本人はいくら人から言われても止めることはできませんし、
怒られたり責められたりして罪悪感に苛まれて更に依存してしまいます。
本人や家族などの身近な人が病の本質を理解し、
正しい知識を身につけることは回復に繋がります。
逆に周りの人が病気についての情報・知識が乏しいにも関わらず、
力任せに治そうとすると回復を遅らせてしまいます。
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私が心の病を持つ方に実際に聞いて思ったこと
私はカウンセラー、ヒーラーとして心の病を持つ方の苦悩をお聞きしてきて、
ご家族の理解を得られずに苦しんでいらっしゃる方がたくさんいらっしゃると感じました。
また依存症で命を落とした家族と共に生き、私自身も依存症で苦しんできたので、
このことをたくさんの人に知ってほしいなと感じています。
私はお医者さんではないので、医療的な内容は知識が乏しくて書けませんが、
実際経験した依存症について書きたいと思います。
私と妹の摂取障害、オーバードーズ、また従兄が冒されたアルコール依存症について3回に分けて書きます。